名称の由来 2004年9月に館林市本町に「ごが内科楡クリニック」を開設しました。本当は「ごが内科腎クリニック」とすれば、わかりやすくてよかったのですが、クリニックの名称は決められた診療科以外の名称は使えないものとされていて、今でこそ透析や腎臓内科が診療科としては認められるようになりましたが、当時はまだ、認められておらず「存在しない診療科をクリニック名称に使用することは群馬県ではまかりならん」(隣の栃木県では・・・・腎クリニックという名前のクリニックが実際にすでに存在して認められたのですが)と言われ、この名称では保健所で受理されず、結局泣く泣く、ドイツ語で腎臓をnire ニーレと呼ぶのでそのまま、桜クリニックとか杉の木クリニックなどと同様に、植物の名前を付けた言って、楡クリニックと名づけてようやく受理され、この名前にしました。 |
開院時の抱負 とにかく自分の今までやってきた透析医療の集大成を実現できる場にしようと思って、始めました。それは1992年からコツコツとプログラムをつみ重ねて作りあげて来た、ファイルメーカーベースの透析管理データベースを稼働させ、さらに改良を重ねて発展させていくこと。九州地区はかつてON-LINE HDFが盛んに行われていた土地なのですが、九州の病院にいたときに始めたON-LINE HDFをこの地でも行うことのふたつです。 ON-LINE HDFを行うためには水質を相当に良くし、尚かつ維持しなければならないのですが、そのための配管設計から機械の改造、消毒薬の種類、濃度と時間のプログラムの設定を一から決めていかなければなりません。改良を重ね規模に応じたプログラムを作り上げていきました。 水は生き物です、維持していくためには終わりがなく石灰の湧出や錆びといった問題などもおこり絶えずそういった問題に対して対処していかなければなりません。そのための努力を継続して行く必要があります。 そしてそれとは別に、透析を行っていく上で避けて通れない問題ブラッドアクセス(シャント)については、否応がなくなんとかしなければなりません。自分は内科医であるのですが、シャントの手術は350例ほど手がけてはおります。しかしどうしても入院設備のない透析クリニックでは限られたことしかできません。そこで早期発見、早期治療につとめシャント手術と比べて侵襲が少ないIVR治療を積極的に行うことで出来る限り切らないで修復していく方針でやっております。 もっとも最近は、多少狭窄があっても極力引けなくなるギリギリまで引っ張って治療するように努めてます。 |
沿革 スタートは看護師2名と私とで本町のわずか50坪ほどの診療スペースにFresenius4008S、個人機5台、RO装置(MRE-DCX2)連続撮影機能なしの透視機能付アナログのレントゲン装置を設置して始めました、開院当初からOn-lineHDF治療をここでも実践するため、RO配管はループ配管多人数用のETRFにはパイロピュアーを設置しました。当時は配管の距離が短かったのでこれで充分でした。もちろん当然の事ながら各コンソールには2カ所ETRFをもうけています。 2005年9月栄町の今の地所に移転しました。最初は古くから海外でOn-lineHDFを手がけるガンブロと言う会社の多人数用透析監視装置ガンブロAK90をOn-lineHDF仕様に改良した機械の10台の増設で合計15台からスタート。個人機用配管には従来通り多人数用のETRFとしてパイロピュアーを付け、多人数用配のETRFにはニプロ社製CF6113Lを設置、溶解装置には東亜DKK社のAHI BHIを供給装置はNCS400S、そして消毒液作成装置東亜DKK社のHCA-555を設置しました。このこの機械による消毒液で個人機用配管の消毒そして夜間封入もおこない。多人数用透析装置へは同様に配管の消毒薬液封入をおこないさらに各モニターの消毒、封入もおこなうようにしておりました。 2006年8月ガンブロAK905台追加。合計20台に。 2007年6月レントゲン装置を刷新。連続撮影可能なデジタル透視装置に変更。 2007年7月ガンブロAK90を3台追加。合計23台に。 そして2009年2月クリニックの大幅改装を行いました。 個人機であるFresenius4008Sを10台追加設置多人数機にニプロNCV1を1台、合計34台に。透析機械室を移設。機械室に陽圧式クリーンユニットを設け管理クラス1,00レベルのクリーンルーム化いたしました。個人用透析装置へはカーボスターと言う透析液が使用可能な集中配管を設けました。集中配管では溶解装置に当初はB液用にBHI A液用にTP-2を採用しましたがTP-2は母管の洗浄が不可能な為AHIに変更しています。また液をループさせ配管を消毒するため独自ののバッファータンクユニットを作成設置いたしました。RO装置は三菱レーヨン製MRE-DCX2から特別仕様のMRE-DCnano40Ao-HFsに一新しました。これは一部RO配管、ROタンク、ROモジュールの熱湯消毒が自動で行え,さらに活性炭の熱湯消毒も自動で行えるようにしてあるものです。また倉庫と事務所、休憩室は隣接の地所にプレハブを建てて移転しました。 |
〒374-0052 群馬県館林市栄町10番31号栄町住宅1F TEL:0276-73-7587 Fax:0276-73-7578 |